図1.図2.に、それぞれのモデルの設定端子の位置を示します。図3.にSPモデルのアロケーションとデフォルト設定を示します。
注 意データ消失
- 1) 本節に記述されていない設定端子は、ユーザによる変更が禁止されています。工場出荷時の設定状態を変更していはいけません。
- 2) 電源投入状態では、以下に示す設定端子以外は設定変更を行ってはいけません。
- - ライトプロテクト
MAx3xxxSP: CN7 13-14
- 3) 設定端子の短絡には、工場出荷時に装着されている専用短絡プラグを使用します。
- 図1.MAx3xxxSCの設定端子の位置
- 図2.MAx3xxxSPの設定端子の位置
- 図3.MAx3xxxSPの設定端子 :CN6 と CN7
SCSI ID設定端子
(1) SCA2型, 16bit-SCSI(MAx3xxxSC)
SCA型, 16bit-SCSIは、本設定端子を設けておりません。(2) Single-Ended型, 16bit-SCSI(MAx3xxxSP)
SCSI IDの設定は、SCSIインターフェースコネクタCN1のID0,1,2,3を使用してください。
SCSI IDの設定を表1に示します。コネクタの位置およびアロケーションは図2.と図3.を参照してください。重 要
外部オペレータパネルのCN1端子で、SCSI IDを設定をするときは、表1に示してあるすべてのピンをオープンに設定してください。
もし、どれかのピンがショートに設定されていると、SCSI IDを正しく設定できません。
表1.SCSI IDの設定(Singl-Ended型, 16bit-SCSI : MAx3xxxSP)
* 工場出荷時の設定
SCSI ID MAx3xxxSP(CN7) 7-8 5-6 3-4 1-2 0 オープン オープン オープン オープン 1 オープン オープン オープン ショート 2 オープン オープン ショート オープン 3 オープン オープン ショート ショート 4 オープン ショート オープン オープン 5 オープン ショート オープン ショート 6 オープン ショート ショート オープン 7 オープン ショート ショート ショート 8 ショート オープン オープン オープン 9 ショート オープン オープン ショート 10 ショート オープン ショート オープン 11 ショート オープン ショート ショート 12 ショート ショート オープン オープン 13 ショート ショート オープン ショート 14 ショート ショート ショート オープン 15 * ショート ショート ショート ショート 重 要
1) 同一のSCSIバス上に接続されるSCSIデバイス間で、重視したSCSI IDが存在しないよう設定してください。
2) ARBITRATION フェーズで競合した場合のSCSIバス使用権の優先順位は、以下のようにSCSI IDによって決まります。7 > 6 > 5 > 4 > 3 > 2 > 1 > 0 > 15 > 14 > 13 > 12 > 11 > 10 > 9 > 8
各モード設定
(1) 終端電源供給設定
SCSI終端抵抗用電源(TERMPOW)をドライブから供給を行うか否かを表2.に従って設定します。
ただし、この設定は、SCA2型の16bit-SCSI(MAx3xxxSC)では設定できません。MAx3xxxSPについては図2.と図3をそれぞれご参照ください。
表2. SCSI終端電源供給の設定
* 工場出荷時の設定
HDDからのSCSI終端抵抗用電源供給の有無 CN6 1-2 供給しない オープン 供給する ショート *
(2) モータ起動モード
表3に従って、HDDのスピンドルモータの起動制御方法を設定します。この設定は電源投入時およびマイクロプログラムのダウンロード後の動作モードを決めるだけであり、どちらのモードを選択しても、スピンドルモータの停止および再起動はSTART/STOP UNITコマンドで制御することができます。
ただし、この設定は、SCA2型の16bit-SCSI(MAx3xxxSC)では設定できません。
MAx3xxxSPについては図2.と図3.をそれぞれご参照ください。
表3. モータ起動モードの設定
* 工場出荷時の設定
スピンドルモータの起動タイミング CN6 3-4 モータの起動はSTART/STOP UNITコマンドで制御 オープン 電源投入後およびマイクロプログラムの
ダウンロード後、直ちにモータが起動される。ショート * また、CHANGE DEFINITIONコマンドにより、スピンドルモータの起動遅延が可能となります。
ライトプロテクト、終端抵抗の設定
(1) ライトプロテクト
本設定端子で、ディスク媒体への書き込みを禁止することができます。ただし、ライトプロテクト機能は、SCA2型の16bit-SCSI(MAx3xxxSC)では設定できません。
MAx3xxxSPについては図2.と図3.をそれぞれご参照ください。
表4. ライトプロテクトの設定
* 工場出荷時の設定
ライトプロテクト MAx3xxxSC MAx3xxxSP CN7 11-12 CN7 13-14 ライト動作を許可する オープン * オープン * ライト動作を禁止する ショート ショート
- a.SCA2型,16bit-SCSI (MAx3xxxSC)
- SCA2型,16bit-SCSIは、SCSIインターフェース上の終端抵抗を設けていないため、HDD上での終端抵抗の接続設定はできません。
- b.Single-Ended型, 16bit-SCSI (MAx3xxxSP)
- 設定端子CN6 の5-6間の設定は、HDDが装備しているSCSIインタフェース上の終端抵抗回路を使用するか否かを設定します。(表5.に示します)
重 要
本設定は外部オペレータパネルがCN1を用いて接続されている場合、A9ピン(TERM-ON)がオープン状態のときだけ有効となります。
表5. 終端抵抗の接続設定(Single-Ended型, 16bit-SCSI; MAx3xxxSP)
* 工場出荷時の設定
SCSIインタフェース上の終端抵抗の接続 MAx3xxxSP CN6 5-6 終端抵抗回路を接続しない オープン 終端抵抗回路を接続する ショート *