HDD をシステムに搭載する前に, ユーザは設定端子(SW1〜8)のセッティングを行う必要があります.
図1に, 設定端子の位置を示します.
図1 設定端子の位置
設定端子(SW1〜8)の種類と工場出荷時の設定状態を図2に示します.
図2 設定端子(SW1 〜8)
INQUIRYデータ | INQUIRY VPD 情報 | SW6 | |||
---|---|---|---|---|---|
モード | バイト2, ビット2〜0 (ANSI Version) | バイト3, ビット3〜0 (Response Data Format) | バイト7 (装備機能) |
||
SCSI-2 モード | '0, 1, 0' (SCSI-2) | '0, 0, 1, 0' (SCSI-2) | ビット対応にHDDに装備されている機能を示す | 有 効 | ON * |
SCSI-1/CCS モード | '0, 0, 1' =ANSIX3.131-1986 (SCSI-1) | '0, 0, 0, 1' =ANSIX3T9.2/85-52 (CCS) | 全ビット'0' | 無 効 | OFF |
表2 ユニットアテンション報告モードの設定(SW4)
ユニットアテンション条件保持状態時のHDD の応答 | SW4 |
INQUIRY コマンド, またはREQUEST SENSE コマンド以外のコマンドに対してはCHECK CONDITION ステータスを応答します. (SCSI標準仕様) | ON * |
受け取ったすべてのコマンドは, 正常に実行します. (ユニットアテンション条件に起因したCHECK CONDITIONステータスは報告されません. ) | OFF |
表3 SCSIバスパリティの設定(SW5)
HDDによるSCSIデータバス のパリティチェック | SW5 |
実行する | ON * |
実行しない | OFF |
表4 モータ起動モードの設定(SW7)
スピンドルモータの起動タイミング | SW7 |
電源投入後, 直ちに モータが起動されます. | ON * |
モータの START/STOP UNIT コマンドで制御 | OFF |
表5 SCSI ID の設定(SW1〜3)
SCSI ID | SW1 | SW2 | SW3 |
---|---|---|---|
0 | OFF * | OFF * | OFF * |
1 | ON | OFF | OFF |
2 | OFF | ON | OFF |
3 | ON | ON | OFF |
4 | OFF | OFF | ON |
5 | ON | OFF | ON |
6 | OFF | ON | ON |
7 | ON | ON | ON |
表6 SCSI終端抵抗用電源の設定(SW8) Single-Ended 型SCSI
SCSI 終端抵抗への電源供給方法 | SW8 |
---|---|
終端抵抗には, HDD 自身の電源は供給しません. HDD 上の終端抵抗には, TERMPWR ピンだけから電源が供給されます. また, TERMPWR ピンにはHDD から電源を供給します. | OFF * |
終端抵抗には, HDD 自身電源を供給します. (注) | ON |
注) HDD 自身から電源を供給する場合は, TERMPWR ピンをオープンで使用してください(故障の原因となるため).
目次へ戻る。