M1603TA,M1606TA:スイッチの設定
1.スイッチの配置
デバイスの操作モードを設定するスイッチの位置を図1に示します。
図1 スイッチの配置図
2.工場出荷時の設定
工場出荷時のスイッチ設定を図2に示します.
図2 工場出荷時のスイッチ設定
3.モード設定の説明
(1)マスターデバイス/スレーブデバイスの設定
マスタデバイス(デバイス0)か,スレーブデバイス(デバイス1)かを認識させるための設定です.
図3 マスターデバイス/スレーブデバイスの設定
- 重 要
- 装置上でこの設定を行う場合,ケーブルセレクト信号は使用しないでください.
なお,ケーブルセレクトを使用する場合,本設定は常にスレーブデバイスの設定にする必要があります.
(2) 自動アイドル制御の許可/禁止の設定
自動アイドル制御を許可/禁止するための設定です.すべての回路が活性状態であるアクティブモードから,一定時間以内に次のコマンドを受け付けなければ,一部の回路の電力消費を停止するアイドルモードへの移行を行います.
図4. 自動アイドル制御の許可/禁止の設定
(3) ケーブルセレクトの設定
CSEL信号をインタフェースに接続することでマスタデバイス/スレブデバイスの設定を行う.ただし,この場合には特殊なインタフェースコネクタが必要です.これにより,ケーブルセレクトを使用することができます.
図5 ケーブルセレクトの設定
- 重 要
- ケーブルセレクトを実施する場合,装置上のマスタ/スレーブ設定は常にスレーブの設定にしておく必要があります.
特殊なインタフェースケーブルを使用することによるケーブルセレクトの使用例を図6に示します.
図において,マスタのCSELをケーブル側のCSEL線(コンダクタ)に接続し,さらにそれをグラウンドに接続するという方法で,ドライブにマスタであることを認識させます.このとき,スレーブのCSELはコンダクタが除去してあるため,ケーブル側の CSEL には接続されないので自分はスレーブであることを認識いたします.
図6 ケーブルセレクト実施例
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